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映画 「アリスのままで」

e0189225_11154236.jpg現在公開中の映画「アリスのままで」。
大学教授で本も出版、知的で家族にも恵まれた女性アリスに発症した
若年性アルツハイマー病。
大切な記憶を急速に失っていく日々に
恐怖、苦しみ、悲しみに襲われながらも
今を生きようと闘うアリスと、それぞれの生活の中
それぞれの関わり方をする家族を描く物語りです。

人が亡くなる時。
全てが自分の願う状況だとは限らない。
でも、自分の記憶だけは、最後の最後まで傍にある。
だからいろんなことが、よかったな、と思ってゆける記憶になるように
今を生きていくのだ、と単純に思っていた自分。
もちろん、この病気のことも知ってはいたし、
そうでなく老いてゆく過程で、
ある程度の記憶は緩やかに失われてゆくのであろうことはわかっている。
でも・・・と
実際にどういうことなのか、ということを考えさせてくれる映画でした。
大切なひとのことも、自分のことですらわからなくなってゆく日々に
生きてゆくということは、どういうことなんだろう。
人の肌のぬくもりや、心地よい風や、聴こえるメロディや・・・・
感覚に訴えてくるもの、生物としての気持ち良さが
生きていてよかったと思えるもの・・・?
それは、花や木のように、人だからこその何ものからもの
解放のようなことなのかもしれない。
自我が薄れ、大気の中に溶けている、自然のもつ気分に
限りなく近付くということなのかもしれない。

最近続けて読んでいた、
自閉症の僕が飛び跳ねる理由」の著者、東田直樹さんの在り方を想う。
木を、星を、空を、見ていると何もかもが遠くなり、
見ているもので自分がいっぱいになり、そのもののような心地になる、と。
同じく自閉症の少女、アイリスちゃんの素晴らしい絵を想う。
小さな少女に感じられる、自然は世界はそんなにも柔らかく優しいと。

この文章を書いた後に、ほんとに偶然見つけた、
映画「あん」の監督さんのインタビュー記事。
生きること、の意味を話していらっしゃるその言葉が
自分の気持ちをとてもとても表してくださっているので、
ぜひご覧になってみて下さい。

「 生まれてから死ぬまで椅子に座り続けて、花や光や鳥を、地球や宇宙や人生を真剣に受け止め続けた人生があったら、それは無意味ですか? 宇宙的にはあっぱれな人生じゃないか。療養所に閉じ込められてしまった人生でも、垣根を越える心を持って、月や木と話をする人がいたら、すばらしい人生じゃないか。「あん」のラストで、療養所内の木々が「よく頑張ったな」と徳江さんに語りかける、そのシーンから空想が始まったんです。」










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by matocacafe | 2015-07-15 13:11 | 日々のこと | Comments(0)

できるかぎりオーガニックな素材を使い、アレルギーにも対応した焼菓子やケーキ・ドリンクをご提供しております。6席だけの小さなカフェへ、お越しいただけたら幸せです。


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