微花(かすか) さんの 植物図鑑。
先月よりお店に置かせていただいている、
微花(かすか) さんの 植物図鑑 がとっても好評です。
微花 さんとは、
男性お二方が写真と文章で綴られる、
道の端に咲くような植物に焦点を当てられた
「植物図鑑」です。
植物の写真は
淡く繊細で美しく
文章は哲学的であり
古(いにしえ)の言葉であり
柔らかな眼差しです。
先月、元町の素敵な古書店 1003 さんで行われた
微花 さんのトークイベントにお邪魔してきました。
「雑草」と言われている道の端の
植物たちへの熱い想い。
名を知らぬは己の無知であるのに
そこらの草、と吐き捨てるような己の傲慢さ、
と語られます。
ほんとうに、ほんとうに・・・。
祖母の代くらいまでは
きっと道を歩けばいつだって
植物たちはみな知り合いのような親しさ。
そっとそこにある静かなものから、
こんなにも隔たってしまった自分たち。
写真の草花を見れば
眼差しを当てられてキラキラと語りかけてくるのが感じられます。
自分の中に柔らかで優しい目線が生まれます。
植物への愛ある構図、色と光。
冊子の素晴らしいセンス。
いつも身近に見かける草花の名がたくさんわかって
嬉しくなりました。
お店におこしの際は、ぜひご覧になって下さいね。
by matocacafe
| 2016-06-11 15:22
| 日々のこと